昭道館合気道について

合気道は日本の古い柔術から生まれた新しい武道です。どんな攻撃に対しても、完全に防御しながら、相手を痛めずに倒しておさえる事を目的とする武道です。

 

昭道館は合気道を専門的に研究できる専用道場をという富木謙治師範の熱意に応えて1967年7月に設立されました。

富木先生は合気道に段位制が採り入れられて初となる八段位を授与された他、講道館柔道八段でもあり、また日本武道学会の副会長も務められるなど学識経験も豊かでした。

その文武両道の才をもって、合気道を競技化を含めた現代体育として大きく発展させ、解りやすく教育法として整理することを生涯の使命とされました。

昭道館合気道の理想は生涯体育です。

現在、昭道館合気道は国内外に広がりを見せ、老若男女、性別、国籍を問わずあらゆる方に稽古されています。

 

昭道館合気道の特色は、「当身技」と「関節技」とを新しい体系にまとめたものです。これらの「わざ」は、柔術の中のとくに技術性の優れた有効な「わざ」です。 練習方法は、「形」稽古と「乱取」稽古とに大別されますが年齢と体力に応じて、次のように分けて行います。

子供のためには

姿勢・移動・崩し・受身などの基本の「形」に中心をおき、 敏捷性・安全性・しつけ教育に重きをおきます。

青年のためには

「形」から「乱取」にすすみ、競技の厳しさと面白さを体験し、 勝負を通して瞬発力と気力を養います。

女子のためには

「手刀法」「離脱法」に力を入れ、護身性の「わざ」を修練します。 これによって、姿勢を良くし、柔軟性と巧緻性とを養います。

壮年及び老年のためには

「形」稽古に中心をおき、古い柔術の剣、槍などの多角的「わざ」をも究明します。これによって、とくにからだの柔軟性を保ち、老化を防ぎ、健康の保持に役立てます。

 

より詳しい解説が<昭道館合気道連盟本部HP>に掲載されておりますのでご覧ください。