稽古内容

少年部

 

少年部の合気道は明るく、元気よく、楽しく練習することを目的にしています。また、練習中の安全性には細心の注意を払うようにしております。準備体操では練習中に怪我をすることがないように、身体全体を動かしたり、柔軟体操を念入りに行う他、怪我の予防のため補強運動を入れたりします。

また、武道の世界には、「礼に始まり礼に終わる」という言葉があります。子供には礼と挨拶の重要性を教えます。稽古の前後には毎回整列して座礼をします。

受け身

体操の次は受け身の練習です。受け身は危険から身を守ることが出来る技術です。倒れても、身体を守って、頭が当たらないように、骨を折らないように、安全に転がる方法は非常に大切です。

基本動作

受け身の練習の後は、技の稽古に欠かすことの出来ない大切なポイントを基本動作として練習します。

先ずは一人で足の移動と手の動かし方を練習をします。

二人で行う基本もあります。

基本動作では姿勢や移動、目付や間合い、タイミングの練習そのものを先ず身に付けることで、技に取り組みやすくなります。

合気道の技を大きく分けると、二つの種類があります。

その一つは当身技と言います。合気道における当身技は相手の急所に柔らかい力を当ててそのバランスを崩しながら、身体の移動によって倒します。

腕力の要素が少ないため、身体的に劣っていても対応が可能です。

もう一つは関節技です。人間の身体には様々な関節がありますが、少年部の子どもには安全に練習してもらうため、肘関節と手首関節を有効に制御します。関節技の大事なポイントは相手を痛めずに十分にコントロールすること、そして相手を逃さないことです。

体捌き

合気道の大きな特徴の一つとして、相手の攻撃に対して手捌きと足捌きで無効にすることがあげられます。

その稽古方法の一つがソフト短刀を使った練習です。相手の斬突を素早く捌く練習を行うことで、手の使い方や足の動き方がどんどん上達します。

ソフト短刀は柔らかいスポンジ製のものですので、万一相手の攻撃が当たっても痛くありません。

そのため、相手の自由意思による真剣な攻撃に対して、本当に避けられるかどうかを安全に試すことが出来ます。

また、短刀を突く方も、間合いやコントロール、タイミングの取り方やスピード、反射神経の速さを自然と身に付けることが出来ます。

他にもいろいろとありますが、あとは参加している子供たちに合わせて進めて参ります。

 

 

一般部

 

基本があるということは昭道館合気道の非常に大事な特徴です。

高石支部は毎回基本から練習します。基本から応用まで(護身法等)は当道場の練習方法です。

昭道館合気道のもう一つの特徴は「形」と「乱取」の練習体系が確立されている、という点です。

形とは相互の約束によって行われる練習法をいい、定められた技を反復練習することにより技を身につける方法です。

「形試合」による大会は少年部から大人を含め地区大会から国際大会まで、あらゆる種目に渡り行われています。

これに対して乱取は、相互が自由意志によって、技をかけあう練習をいいます。

「乱取試合」は、形稽古では習得に時間のかかる「生きた技」を身につける修練方法として、大切な修行要素となっています。「乱取試合」も、形同様、様々な種目で、執り行われており、

<スポーツ競技>としての側面も持っています。

日頃の稽古の成果を試し、技術を交換し合い、切磋琢磨しあい、

闘い合い、称えあえる、楽しさ・喜びがあります。

 

色んな技の動画をご覧ください。